こんにちは「なかむら」です。
社会人1年目の新卒のみなさんも研修真っただ中だったり、研修を終えて現場に出て行ったりしておりますでしょうか。
弊社ではIT部門の他に、撮影向けのヘアメイクを行う事業を行っています。この春ヘアメイク事業には3人の新卒メンバーが加入しており、社内で実技研修している姿を見ています。
この研修風景を見ていると、アナログな部分が多く、デジタルトランスフォーメーションの余地があるなと感じ、今回の記事を書いています。
本記事の想定読者
実技研修のIT利活用に興味がある人
現在の研修風景
研修を行っている状況を見ると、研修室(会議室)に人が集まって実演を踏まえて講師が説明し、新卒3人が説明を聞いたり、実技を行ったりしています。
ここで私は以下を疑問に思いました。
1回話を聞いただけで、あとで思い出したりできるのか。※実技を交えているので、メモを取ったりすることが難しい
仮に来年も新卒が入るとなった場合、また同じことを講師が説明するのか
というところで、録画すればいいじゃない、という話は誰もが考えると思うのですが、動画だけ保存しておいても、必要な情報を素早く得るには動画を見直すだけだとイマイチですね。
なので、AIを活用して以下のような流れで研修内容を振り返れるようにしようと考えました。
ツール選定
今回は議事録取得ツールとして有名な、「tl;dv」を使って検証しようと思います。※本当はMS Copilotを使ってもよいと思いますが、誰でも使えそうな無料ツールでお試しということで。
こんな感じの製品です。サインアップなどは誰でも出来る前提で…次章から実際に使ってみようと思います。
tl;dvの使い方
tl;dvは、TeamsやZoom、Meetなどの会議の画像と音声を録画録音して議事録を作ったりできます。が、今回はスマートフォンで録画した研修ファイル(MP4形式)のものをtl;dvにアップロードします。
tl;dvの画面で、「アップロードを管理する」をクリック
「ファイルを選択」をクリック
アップロードする動画を選択して、「開く」をクリック
アップロード処理に時間がかかります。(8分の動画ですが、1時間弱はかかったと思います)
で、できあがると、以下のような画面が出てきます。
左ペインには講師の人が話した内容のサマリ、右側が動画と話した内容の文字起こしがされています。サマリの中身の文章を選択すると、その部分と動画の再生ポイントがリンクされていて、その部分の動画を見ることができます。
さらに追加機能として、生成AIに内容についてリクエストすることができます。
以下の入力フォームにやってもらいたいことを書きます。
以下では「提供された会議記録に基づいて簡潔な要約を提供する」としてみました。
結果、レポートが出力されました。
最後のAI機能までは想定していませんでしたが、少なくとも研修内容を確認するには十分なクオリティがあると思います。
ただし、今回実施したアップロードは無料版ではお試しで5ファイルまでしかアップロードできないので、tl;dvでこの運用を行うには有料版(年間40,000円弱)は必要です。
おわりに
Ace9はまだまだ若い会社なので、業務改善の余地がたくさんあります。どんどん有用なツールが出てくる世の中ですので、乗り遅れないように情報をキャッチアップしていく予定です。
次はMS Copilot使って上記のようなことを試していければと目論んでいます。
【今日の格言】
「常に改善を追求すること、それが企業の成長の源である。」
トヨタ自動車の理念
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