プロジェクトのリスク・マネジメント
- のり
- 2月10日
- 読了時間: 5分
今回は、以前お伝えしたPMBOKガイド第7版の「不確かさパフォーマンス領域」に含まれるプロジェクトのリスク・マネジメントについてお送りします。
プロジェクトのリスクとは、あるプロジェクトに損失が発生する確率とその損失の影響度を
組み合わせたものです。
そして、リスク・マネジメントとは、プロジェクトが潜在的に抱えていたり、今後発生する
可能性のあるリスクを洗い出し、対策を講ずることです。
1.リスク・マネジメントの流れ
リスク・マネジメントはプロジェクト開始時に一度実施すれば終了ではなく、
プロジェクトを通して、新規リスクの出現や既知リスクの非リスク化を監視する
必要があります。
リスク・マネジメントの大まかな流れは以下になります。
2.リスク対応策の詳細
リスク対応策はマイナスのリスク、プラスのリスクそれぞれにあります(一部共通の
対応策あり)。
3.所感
● リスクとは、ざっくり言いますと「将来損する危険性」を意味しており、
言葉の意味そのものにマイナスイメージを持っていました。
ですのでプラスのリスクという言葉を見た際に、言葉としておかしくないか?
と思ってしまいました。ただ、調べてみると物事が計画通りに進まない可能性
という意味も持っており、であれば確かに、思わず得をするというのも
(プラスの)リスクと言えるなと納得しました。
● リスクの定量分析について、結構な規模のプロジェクトであっても、これまでに
実施しているのを見たことがありません。
莫大な予算で厳密にスケジュール管理するプロジェクトであれば、
特性(定性)ではなく、数値(定量)でのリスク分析が必要だと思われますが、最低でも
定性分析を実施しておけば大丈夫のように思えます。
リスク・マネジメントについての話題は以上となります。

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