自分の考えを相手に伝えるには?(第3回)

はじめに
前回の記事では『言語化大全』で最も重要だと感じた「具体化力」について紹介しました。
仕事で評価される人は、曖昧な情報を具体的な事実に落とし込むのが上手です。
しかし、実際に仕事をしていると別の壁にぶつかります。
それは、
「整理できたのに伝わらない」
という問題です。
今回は、本書で紹介されている「伝達力」について考えていきます。
具体化しただけでは不十分
例えば、
「テスト工程に3日の遅延が発生しています」
という事実を整理できたとします。
これは具体化できています。
しかし上司が知りたいのは、
なぜ遅れているのか
顧客への影響はあるのか
何を支援すればよいのか
です。
つまり伝達力とは、「相手が知りたい情報に変換する力」と言えます。
伝えると伝わるは違う
新人時代の私も、「説明したのに理解してもらえない」と思うことがありました。
しかし実際には、「こちらが話した」だけで、
「相手が理解した」わけではありませんでした。
ここが大きな違いです。
相手視点で考える
本書を読んで印象的だったことの一つが、
自分が言いたいことではなく、相手が知りたいことを話す
という考え方です。
例えば上司なら
状況
課題
対応案
を知りたい。
顧客なら
メリット
リスク
影響範囲
を知りたい。
同じ内容でも伝え方は変わります。
伝達力を高める3つのポイント
① 結論から話す
② 相手のレベルに合わせる
③ 情報を絞る
上記を意識した報告・相談・会議での実例を考えてみましょう
Before
「納色々問題があります」
After
「納期に2日の遅れが発生しています。原因は設計レビューの長期化です。現在2つの対策を検討しています。」 どうでしょう?少し極端な例ではありますが、報告を受ける人からしたらどちらが嬉しいか一目瞭然ですよね。 相手に伝えるには、話が上手いのではく、伝わる形(相手が知りたい形)に変換することが重要なのです。
まとめ
具体化は考える力。伝達力は届ける力。 どちらか一方だけではなく、両方が揃って初めて言語化になるのだと思います。
