アーキテクトGではAIをテーマとしてblogを執筆していますが、読者の皆様の中にAIには興味があるけど、どんなものかまだよく分かっていない、ビジネスに活用してみたいと思うんだけど、どんなことができるのかよくわからない、そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。
先日、友人が生成AIに関連する資格に合格したと聞き、恥ずかしながら初めて生成AIにフォーカスされた試験があることを知りました。
AIに関連する試験ですとG検定(日本ディープラーニング協会主催)が比較的知名度の高い試験であると思うのですが、今回の友人の合格報告をきっかけに生成AIに関する資格について興味を持てたので、今回ご紹介したいと思います。
生成AIでどんなことができるのか、どんなことに注意をしなければならないのか体系的に学習することでAIへの理解、ビジネスでの活用イメージなどできるようになるのではないでしょうか。
私も生成AIへの理解度を図る指標として合格を目指して学習をしてみようと思います。
本記事の想定読者
AI、生成AIに興味・関心がある人
ビジネスで生成AIを使ってみたい人
生成AIについて体系的に学習してみたい人
まず生成AIは以下に記載したような特徴を持ったツールであると個人的には理解しており、学びやすくかつ利用しやすいツールなのではないでしょうか。
プログラミングなど特別なスキルや経験など必要なく、自然言語でAIに作業を依頼できる
先進的で世の中の注目を集めているテーマであり、さらには誰もが使いこなせるチャンスがある
文書作成をはじめ、画像や動画、音声作成などビジネスへの活用が期待できる
そして今回ご紹介する資格は、一般社団法人 生成AI活用普及協会 (通称:GUGA)が主催している「生成AIパスポート試験」です。
GUGAは、生成AIを社会に実装し、産業の再構築を目指す一般社団法人で、その第一歩として、生成AI活用スキルの習得・可視化を推進するべく、資格試験「生成AIパスポート」を提供しているとのことです。
試験の概要(公式HPより引用)
生成AIパスポート試験はAIに関する基礎知識、生成AIの簡易的な活用スキルの可視化をするための資格制度です。AIを活用したコンテンツ生成の具体的な方法や事例に加え、企業のコンプライアンスに関わる個人情報保護、著作権侵害、商用利用可否といった注意点などを学ぶことができます。
この生成AIパスポート試験に合格すると生成AIに関して簡易的な活用スキルを理解したことを証明することができます。
まだまだ新しい技術で、なかなか客観的な評価指標が世の中にないため、ご自身の理解度を図る手段としてちょうどいいのではないでしょうか。
試験の難易度
2023年10月に開催された第1回の試験は、受験者数は1,031名、そのうち合格者数は760名で、合格率は73.71%という結果だったそうです。
ここはあくまで個人的な見解ですが、生成AIに関する簡易的な活用スキルの可視化を目的にした資格であることと、今回の合格率から推測するに比較的難易度は低めであり、これから生成AIの学習をし、理解を深めようとする人にはちょうどよい腕試しになるのではないでしょうか。
出題範囲についてはシラバスが公開されていますし、GUGAの会員登録(無料)を行うと試験問題の出題範囲を網羅した公式テキストを購入することが可能です。 次回の第2回試験は、来年2024年の2月に開催予定とのことですので、ご興味のある方はまずは公式テキストを手に取ってみて、どんな問題が出題されるのか確認してみて、受験するかしないか判断してもよさそうです。
最後に
どうしてもAIというと難しい技術が活用されていて、学習するにもなかなかハードルが高いと思われている方も多いと思います。
たしかにAIの仕組み自体は、とても複雑な処理や技術によって構築されていますが、使い手として生成AIを考えると、冒頭でもお話した通り特別な経験やスキルは必要なく、日常的に使用している自然言語で処理を行うことができるわけですから、誰にでも活用できるツールと言えると思います。
是非この機会に生成AIがどんなものであるか学習していただき、ご自身の理解度を可視化してみて、客観的な評価をしてみてはいかがでしょうか。

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