IT・情シスDXPO東京'25【夏】に参加してきました!!
- みうら
- 8月28日
- 読了時間: 7分
こんにちは。ファシリテートGのみうらです。
先日、東京ビックサイトで開催された「IT・情シスDXPO東京'25【夏】」に参加してきました!こちらはDXPOの中でもIT、情報システムに関する様々なサービスや製品に関するブースが出展されて展示商談会になっていて、
私自身、このような展示会に参加するのは初めてだったのですが、初めて知るサービス製品も多くありとても刺激を受けましたので、今回は印象に残ったサービスや製品の内容、所感について共有させていただきます。
まず、今回の参加にあたり、私は以下2つのテーマを決めておりました。
1.生成AIやツールによる業務自動化からどう業務改善につながるか
2.生成AIやツールが発達した中で求められる人材と人材育成方法
今回はこのテーマに沿ってそれぞれご紹介させていただければと思います。
1.生成AIやツールによる業務自動化からどう業務改善につながるか
現在、生成AIや業務のデジタル化を実現するツールが多くありますが、その中でも実際はどういった業務に生かすことができ、どのような業務改善につながるか具体的なところを知るということをテーマにしてみてきました。
印象に残ったサービス、製品は以下になります。
サービス/製品名 | 会社名 | 内容 | 所感 |
kintone | サイボウズ(株) | ノーコードで自分たちの要望にあったツールを作成することが可能。テンプレートのアプリもあれば、完全新規作成でUIや、項目も簡単な作業でカスタムでき、 アイデア次第で、さまざまな業務に活用できる。強みとして、Teamsやドロップボックスなど、業務上でよく活用されている製品60製品と連携が可能で、例えばキントーンで入力すると、その入力したことをきっかけに自動で他の製品にも情報を反映することができるため、資料の反映漏れも防げる。 | ご担当の方からお話をお伺いする限り、プロジェクト管理ツールのようなものを作成することも可能なようで、カスタムできる項目が多いため、その会社、プロジェクトにあったツールを作成できるためより使用しやすくなるのでは感じた。また、最も好感が持てたのは、teamsなどの他製品と連携できる点で、多くの製品と作業を紐づけることが可能なため、進捗の更新漏れや2重管理防止になり、効率化につながると考える。 |
AI Shorts | (株)エージェンテック | 社内の各種資料をAI Shortsにアップロードするだけで、以下のような活用が可能。
資料を登録するだけで自社専用AIがチャット形式で質問に回答。 テスト問題生成も可能。 | マニュアルを作成しても、全部を確認してくださる人は中々いないかつ、習熟度を測るというのも難しいと考えるが、こちらのツールを利用することで、AIが内容を分かりやすくかみ砕いて説明してくれるため、教育コンテンツとしてわざわざ自分たちで動画などを作成せずとも、動画を作成してくれるのは効率化につながると感じた。またマニュアルを取り込むとチャットボットが質問への回答も行ってくれ、それに加えて問題も作成してくれるため、動画で伝わらなかったところのフォローが生成AIでできるところが魅力的と考える。 |
SrushAI | (株)Srush | 「SrushAI」は、対話型のデータ分析AIエージェントでAIにデータを読み込むと「先月の売上は?」などと話しかけるだけで、社内に点在する分散データを横断的に分析し、グラフ付きのレポートなどで即時回答が可能。 データ基盤とAIが一体となっている。外部データとも柔軟につながるETL機能を備え、API経由での連携もスムーズに。DWH(データウェアハウス)と直結しているため、ビッグデータもストレスなく高速処理が可能。 | データの分析というのはどの職種でも必要になるところだが、色々なデータを1つの資料にまとめたりすることはデータを探すところから始めなくてはいけないため非効率だと考えるが、このAIエージェントに関しては会社で分散しているデータの中から該当するものを引っ張ってくることが可能でしかも、ビジュアル化までしっかり作成しくれるため、報告資料作成の効率がかなり上がると考える。またビックデータにも対応しているため安心して利用が可能。 |
ReSM plus | (株)DTS ReSM | 問い合わせについて、生成AIでの自動回答が可能。加えて有人ヘルプデスクでも対応している。 既存の社内ドキュメントやマニュアルをそのまま生成AIナレッジにすることが可能で、問い合わせを受けるごとにAIの回答精度を継続的に向上する。 | 問い合わせ対応は答える側も内容ををきちんと理解していないと答えることが困難であり、通常のヘルプデスクや対応部署で対応する場合、細かいヒアリングから行う必要があるため、答えまでたどりつくのに時間がかかるケースがあるが、こちらのサービスを利用することによりマニュアルの情報から適切なものを提案可能なため、スムーズな回答を実現でき、人によって回答が異なったりというところも改善することができるのではないかと考える。ただ、人によってはAIに慣れていない方もいると思われるが、有人ヘルプデスクも配置しており、従来のメール対応だけ、電話対応だけということにならないので問い合わせしやすい環境をつくれるのではと感じた。 |
2.生成AIやツールが発達した中で求められる人材と人材育成方法
1で様々なサービス、製品をご紹介させていただきましたが、
このような便利なツールがある中で、求められる人材、そのため人材育成というテーマでも見てきたところ、展示の担当者の方から、AIやツールが発達してもそれを使いこなすことが難しいという声が複数ありました。今回はこれらを使いこなすという点で、生成AIについても教育してくれる人材育成サービス、製品をご紹介します。
サービス/製品名 | 会社名 | 内容 | 所感 |
TECH PLAY | パーソルイノベーション(株) | IT系の様々なイベント・勉強会・交流会を実施することで、現場で成果を出す生成AI人材を最短で育成。 事例としてはAIエージェント開発研修などがあり、現場でAIを設計・展開できる人材が不足している中、業務タスクを分解したAIエージェントを設計・開発し、部署展開計画まで立案する実践型研修を実施。実際にお話しを聞いたところでは、AIに質問する際のプロンプトの書き方のレクチャーや、AIを使用して作成した資料の確認のポイントなどを上長の方向けにレクチャーしてくださるとのこと。 | 実際にお話しを聞いた際にAIが発達しても使いこなせるとそうでない人をが2分してしまい、全体的なDX化というところが難しいとのことでしたが、こちらのサービスはIT人材に必要な知識に加え、AIに特化して細かい使用方法についてもサポート体制があるため生成AIが発達してきている現在には需要のあるサービスだと考える。また、AIを使用した資料の確認のポイントなどを上長などの報告を受ける側にもレクチャーしてくれるというところはとても魅力的で、ここまでサポートすることで全体的なDX化につながるのだと感じた。 |
インターネットアカデミー | インターネットアカデミー(株) | 幅広いIT研修に対応しているかつ、AI、Lot研修についても実施している。対面からオンライン様々な受け方に対応していて、複数の形式にも対応可能。また研修を受講して終わりではなく、研修後のフィードバックも行ってくれる。 | 現在、研修と言えばイーラーニングが多いイメージだが、そんな中で対面でもサポートをしてくれるという点はニーズがあると考える。また、AIが主流な中でAI研修を実施してくれるため、魅力的だと感じた。 |
まとめ
昨今、様々な職種でAIの活用が話題になっていることもあり、今回DXPOを回ってる中でも多くの製品、サービスがAIを取り入れたものを扱っていて、それだけAIを使いこなすということに需要があり、製品、サービス利用のきっかけになっていると感じました。
私自身も、今までAIやツールをいくつか活用してきてきましたが、どんなに便利なものだとしても、上手く活用できないと、業務改善には役立たなと感じており、そんな中で今回AIやツールを使用するための人材育成サービスや、AIでは不安な方向けの有人でのサポートもあるということを知り、AIが発達しているからこそ人の手によるサポートが必要になることもあるのだと思いました。
今回の参加により、業務効率化につながるサービス・製品が多くあることを知りましたので、機会があれば適宜取り入れていき、AI、ツールを使いこなせる人を目指していきたいと思っています。



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