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伍子胥に見るアーキテクトの本質

  • おばっち
  • 1月26日
  • 読了時間: 3分

初めてPostさせていただきます、アーキテクトGのおばっちと申します。入社したばかりで右も左も状態ですが、有難くもお読みいただいた皆様に、少しお役に立てる内容を書いていければなと思っております(後で自分も読み返してみて、おっと思う内容を目指すという邪な考えも持ちつつ)


さて、僕個人の話で恐縮ですが、僕は古代中国史(夏~後漢あたり)が好きで、色々本を読んだりしてまして。その古代中国のエピソードから、アーキテクトに対するなにがしや、現代の最先端ITに使える気づきを書いていきたいなと思っております。


今回は、紀元前500年前後を生きた、呉という国の偉い人、「伍子胥」の功績から、アーキテクトを考えてみたいと思います。


伍子胥は、呉の王様「闔閭」の重臣として、軍事・政治に活躍した人です(この伍子胥さんの人生、波乱万丈すぎてめっちゃ面白いです。ご興味あればぜひ調べてみていただけると)。その功績の中で、紀元前514年に行った「姑蘇城」という、もともと小さい町を、防備・兵制・水運に優れた、巨大な城塞都市に仕立て上げた、ものがあります。なお今で言う蘇州らしいです。


なんでその城塞都市を作ったかというと、その時代は、まさに春秋戦国時代。獲ったり獲られたりの時代で、生き残るため、また世に打って出るため、必要だったのでしょう。

のですが、この築城思想が、まさにアーキテクトの本質に迫るものと感じて、今回のテーマにさせていただきました。


伍子胥が、姑蘇城を作るときに根本思想として据えたのが「相土嘗水、象天法地」(地形を読み、水の心を知る。天の運行を地上に写し、地の理に従う)というものだったそうです。そうして作った姑蘇城。2500年経った現代、蘇州においても、基本的な都市構造は変えずに運用できているそうです。何ということでしょう。


さて、ビジネスにおけるアーキテクトとは、業務プロセスを設計し、ITシステムや組織構造を調整する、ということかと思います。

姑蘇城の建設は、まさに現代の「エンタープライズ・アーキテクチャ(EA)」の設計そのものではないかと思うわけです。可用性(防衛)、性能(水利・物流)、保守性(民の統治)といった「非機能要件」を、生き残りや王の野心という「機能要件」と、いかに調和させるか。そして長く、好く使えるシステムを構築するか。

伍子胥の仕事からは、アーキテクトの本質が感じられ、凄腕のアーキテクチャだったんだなぁ、と思う次第です。


それにしても、2500年も保つ設計というのはとんでもなく、偉人の桁違いの仕事に思いをはせつつ、じっと手を見る今日この頃でございました。


乱文失礼いたしました。懲りずに、また書かせていただきます。



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